個展をして気づいたこと
それは、意外と自分が思っているものではない作品に反響があるということです。
今回は14点の作品を展示させてもらいました。
場所も小さいスペースですので、小さいものをたくさん用意した方が場所にも合うし、今の私の現状で、子どもが寝ている間に描ける無理のない大きさだと思いました。
子どもが生まれてなかなか作品をつくることが出来なくなっていたけど、今年になってやっと出来る時期に入ったようなそんな気分になりました。
やっぱり時期、タイミングってあるんだと思います。
がむしゃらにやらなきゃ!と思ってもやる気が出ない。描いても描いた気がしない。そんな時は描かない方がいい!と私は思います。
「デッサンの練習で子供の寝顔とか描いてたよ~。毎日手を動かさなきゃ」と、言われることもあったけど、下手になると自分にプレッシャーを与えることもあったけど、やっぱり描けないときは描けない。
絵の具も鉛筆も紙も無駄にしてしまうくらいなら、別の事に目を向けて、今はインプットする時期なんだと思った方がよっぽどいい勉強になる。
そしてやる気が再発してきた今年、近くの図書館で個展をすることにしました。(*^^*)
私には出来る、という自信もあったし、目標にして自分を律する材料に出来る自信もあった。
ちゃんと個展をしたのは初めてだったのかな。
入り口には、通常芳名帳を置くけど、夫に「なぜ住所や名前がいるの?なんに使うの?」と言われ、そうだよねぇ、この惰性で続けていた習慣、いらないよなー
感謝状を送るわけでもないし、ただ個人情報丸出しにするだけ。
「住所より感想がほしいんじゃないの?」と言われ、「それ!!」とノートとペンを置き、『今後の参考にさせていただきたいので良ければ感想をお書き頂けると嬉しいです。』と記し、入り口の台に置いて帰りました。
そして個展が終わる頃には、15人くらいの方が書いてくださっていました。
小さい町の図書館の、端っこにあるギャラリーにこれだけ見に来ていただいて本当に有り難いことです!
「臭いや温度が伝わって来ました」
「色使いが素敵です」
「癒されました」
など、本当に嬉しいお言葉をたくさん頂きました。
特に私が感動したのが
「胸が熱くなり目が離せませんでした」
という言葉です。
もうこれは、絵描きの本望ですよね!!Σ(;Д;)
これを見たときは、まじ泣きそうになりました!
大学の卒業制作で展示していた作品を見たマダムが、
「あ!あなたの作品ですか!!いや、ずっと何を描けばいいのか悩んでいたんですが、自分の感じたままを表現すればいいんだと気づかせてもらいました!来て良かったです!ありがとうございます‼」
と言っていただいたことがあって、今でもその言葉が私のなかで1番の言葉だと思い私の中に残っていましたが、また私の中に一生残るであろう言葉を頂きました!(>_<)
そして、やっぱり自分が思っていたのと、違う方向からの感想が多々あって、私が好きだなと思っていた作品には1ミリも触れられておりませんでした笑。
こういうのって、やっぱり展示して見に来ていただかないとあり得ない感覚だなと感じます。
今ではSNSで作品を発表できるし、一気に拡散できるけど、やっぱり目の前でみて、会場の雰囲気のなかに入り込んで、絵の前に立つという時間を大事に提供していきたいと思うのでした(*^^*)☆
今日も共に頑張っていきましょう~!☆